2010年11月2日火曜日

お地蔵さんが見てござる。




日光市の山深い寒村で育った子供のころ、学校の通学路や峠道の傍らに幾つもの道祖神が祀られていた。馬頭、庚申、水神などを祭った地蔵にはいつも野路の花が飾られたり、お供え物が置かれていた。

お地蔵様の前を通る時は、いつもちょこんと頭を下げて「心の中でムニャムニャ」と訳のわからない言葉をつぶやいた記憶がある。そうでもしないとお地蔵さんが「おい!こらー」と大きな声で、怒鳴りながらて追いかけて来そうな気がした。

あのお地蔵様達は今はどうしているのだろうか?誰も通らなくなった過疎の山道の傍らでひっそりと佇んでいらっしゃるのだろうか?今度は田舎の父母のお墓参りの折に尋ねてみようと思っている。(写真は信玄棒道の道祖神)

(以下はウイキペディアから引用)
道祖神(どうそじん、どうそしん)は、路傍の神である。集落の境や村の中心、 村内と村外の境界や道の辻、三叉路などに主に石碑や石像の形態で祀られる神で、 芭蕉の「奥の細道」では旅に誘う神様として冒頭に登場する。 村の守り神、子孫繁栄、近世では旅や交通安全の神として信仰されている。 古い時代のものは男女一対を象徴するものになっている。餅つき(男女の性交を象徴する)などにもその痕跡が残る。






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