2010年10月15日金曜日

悲哀の3000m峰の乗鞍岳登頂。

私の登山人生で国内に21座ある3000m峰の最後になる乗鞍岳に登ってきました。3026mの標高を有する立派な山でありながら山屋さん達から存在を無視され悲哀を引きずっている山では無積雪の富士山を除くと他に見当たらない。

何故だろうと私なりに考えてみました。末尾に詳しいデータを記しましたが乗鞍スカイラインの存在が災いしているように思えてなりません。この山が麓から登山道があり苦労して登る存在だったら多くの山屋さん達から3000m峰の当然なる評価と尊敬と羨望の眼差しが得られると思います。

今回は濃霧のために素晴らしい景色が見られませんでしたが独立峰の見事な展望を得て山屋さん達は歓喜の声を上げることでしょう。私も結局は最後に「まあどうでも良いけど一応登って置くか」と半ば義務的に登ってしまった。ごめんなさい乗鞍岳!!!

乗鞍スカイラインの歴史
1941年(昭和16年)陸軍航空本部が高地実験施設を畳平に建設するために軍用道路を造る。
1948年(昭和23年)岐阜県の県道に編入される。
1949年(昭和24年)濃飛乗合自動車が登山バスを運行させる。
1973年(昭和48年)乗鞍スカイラインが開通。

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