2010年9月10日金曜日

ワレモコウ(吾亦紅)の花が高原の風に優しくゆれた。

台風一過で清里高原も一気に秋の気配が色濃くなりました。アキアカネが群れ飛びアキノキリンソウやヤクシソウなどの花々が高原を彩り始めました。

吾亦紅が「われもこうありたい」の願望を満たしてくれそうに秋風に優しく揺れています。年を重ねると若かりし頃を振り返り「こうすればよかった」「もっと違った人生を歩めたかもしれない」などと振り返ります。特に秋の深まりとともにそう思う機会が増えそうです。

吾亦紅
(ちあき哲也 作詞,杉本真人 作曲,すぎもとまさと 歌)


マッチを擦れば おろしが吹いて 。線香がやけに つき難(にく)い
さらさら揺れる 吾亦紅  ふと あなたの 吐息のようで・・・
盆の休みに 帰れなかった。俺の杜撰(ずさん)さ 嘆いているか
なたに あなたに 謝りたくて仕事に名を借りた ご無沙汰
あなたに あなたに 謝りたくて。山裾の秋 ひとり会いにきた
ただ あなたに 謝りたくて・・・ 

小さな町に 嫁いで生きて。ここしか知らない 人だった・・・
それでも母を 生ききった。俺, あなたが 羨ましいよ・・・
今はいとこが 住んでる家に。昔みたいに 灯がともる
あなたは あなたは 家族も遠く。気強く寂しさを 堪(こら)えた
あなたの あなたの 見せない疵(きず)が。身にしみていく やっと手が届く
ばか野郎と なじってくれよ。親のことなど気遣う暇に
後で恥じない 自分を生きろ。あなたの あなたの 形見の言葉
守れた試しさえ ないけど。なたに あなたに 威張ってみたい

来月で俺 離婚するんだよ そう, はじめて 自分を生きる
あなたに あなたに 見ていて欲しい。 頭に白髪が 混じり始めても
 俺, 死ぬまで あなたの子供・・・


以下はWikipediaから引用。「ワレモコウ」の漢字表記には吾亦紅の他に我吾紅、吾木香、我毛紅などがある。このようになったのは諸説があるが、一説によると、「われもこうありたい」とはかない思いをこめて名づけられたという。また、命名するときに、赤黒いこの花はなに色だろうか、と論議があり、その時みなそれぞれに茶色、こげ茶、紫などと言い張った。そのとき、選者に、どこからか「いや、私は断じて紅ですよ」と言うのが聞こえた。選者は「花が自分で言っているのだから間違いない、われも紅とする」で「我亦紅」となったという説もある。

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