2009年11月17日火曜日
今年も干し柿の季節になりました。
今朝はみぞれ交じりの初雪が降っています。昨日に渋柿を約100個購入して皮を剥いてペンションの軒下に吊るしました。12月下旬には美味しい干し柿が出来上ると思います。
日光市の山奥で育った私は11月になると亡き母の命令で畑の畔に聳えている大木によじ登り竹竿を振り回し渋柿を落とし大きな籠いっぱいにした記憶が残っています。柿木の枝は折れやすく良く渋柿と一緒に落下して気絶しました。
母が手際よく皮を剥き西日の良く当たる縁側に吊るした光景は初冬の山里の風物詩だったように思います。男ばかりの4人兄弟だった私たちは年がら年中腹を空かしていましたので母の制止も聞かずに乾燥しない状態の干し柿をこっそりと引きちぎって食べてしまうため穴だらけの干し柿のすだれになっていました。
旧正月(死語になってしまった)には餅米と一緒に干し柿を蒸し大きな臼で突き「柿餅」を作りました。べっ甲色の甘く美味しい餅になり厳冬期の貴重な食料でした。今年も田舎での思い出と一緒に軒下に干し柿が吊るされました。写真は下段が昨年の干し柿です。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿