2008年11月25日火曜日

道祖神が見てござる。



村境の峠路でいつも変わらず道祖神が往来する村人や動物たちを優しく見守っています。

カラスさん西日に向かってねぐらに帰る。
明日は日の出に向いどこへ行く。
道祖神が見てござる。

カケスさん栗の実拾って隠してる。
リスさんくるみの実拾い冬に備えて大忙し。
道祖神が見てござる。

悪戯小僧が今日は赤ちゃん背負い子守で通る。
母さん薪を背負いて急ぎ足。
道祖神が見てござる。

今日は温もり小春日和。
明日は木枯らし吹くだろうか。
道祖神が見てござる。


山里に住む人々の人智では解決できない未知の領域が多く存在した時代には自然界を畏敬する素朴な信仰が脈々と受け継がれてきたようです。
そんな道祖神やお地蔵さんたちも時代の流れに取り残され山里の片隅で静かに何も変わらず生き続けています。
写真は八ヶ岳山麓の「棒道」にひっそりと佇む道祖神。

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