2008年10月21日火曜日

晩秋の雑木林を歩く。


かさっかさっ・・・かさっかさっ・・・と私が歩む。すっかり葉を落とした晩秋の雑木林の落ち葉を踏みしめる音だけが静まり返った森に響く。

時折、エナガやヒガラ、シュジュウカラの混群が忙しそうに小枝を渡る。遠くでカケスがギィーギィーとドングリを拾いながら鳴いている。

西日が権現岳の山の端にかかり柔らかな光を白樺やミズナラに当てて長く樹影を落ち葉の上に引いている。つるべ落としの日の光がもうすぐ沈む。ザックの中からジャケットを取り出し背に掛ける。

森の奥でニホンジカやホンドリス、キツネ、ヤマネたちがひそひそ話をしていそうな気配がする。日が暮れる前に山を降りよう。

今日も一日穏やかで平穏な日を過ごせたことに「ありがとう」

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