2008年9月30日火曜日
ヤマグリ(山栗)が落ち始めました。
初夏に香りのよいたくさんの花を咲かせた栗の花が結実しイガクリとなり落下し足の踏み場に困るくらいになりました。それにしてもあの長い花がどうして丸いイガになるのか不思議に思いませんか?来年はよく観察してみてください。
幼かったころ田舎で台風が過ぎ去った後の山に分け入り孟宗竹で作ったヘラを使いイガをこじ開けたり散らばった栗の実を腰にぶら下げた竹籠に拾い集めた思い出があります。
小さな栗の実を小さな手で殻を剥がし渋をむき栗ご飯にして食べると食糧難の私たちにとり最高のご馳走でした。残った栗は囲炉裏端の残り火の中に埋めて焼き栗を作りました。(火の中に入れる時はイガの殻を必ず少し剥いてください。花火のように弾けて危険です。)
童謡の「里の秋」の風景はずーと昔のことのようになりました。
一 静かな静かな里の秋
お背戸(せど)に木の実が落ちる夜は
ああ母さんとただ二人
栗の実煮てます囲炉裏端(いろりばた)
二 明るい明るい星の夜
泣き泣き夜鴨の渡る夜は
ああ父さんのあの笑顔
栗の実 食べては思い出す
三 さよならさよなら椰子の島
お船に揺られて帰られる
ああ父さんよご無事でと
今夜も母さんと祈ります
作詞:斎藤信夫 作曲:海沼実
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿