
夕焼け 小焼けの 赤とんぼ負われて 見たのは いつの日か
山の 畑の 桑の実を
小籠に 摘んだは まぼろしか
十五で 姐やは 嫁に行き
お里の たよりも 絶えはてた
夕焼け 小焼けの 赤とんぼ
とまって いるよ さおの先
三木露風作詞、山田耕作作曲の童謡「赤とんぼ」である。
日光市の山奥の山村で育った幼き頃近所の赤ちゃんのお守を良くさせられた思い出がある。昔は両親や爺ちゃん婆ちゃんたちも山や畑仕事に忙しく近所の赤ちゃんや幼子達のお守は小学生たちの役割でした。
漢字が頭に浮かばない頃に覚えた童謡の文言は大きくなるまで誤解したまま記憶するようです。「負われて見たのは・・・」を「追われて見たのは・・と記憶していた人は結構多いのではないでしょうか?
童謡の「ふるさと」の「うさぎ追いしかの山」を「うさぎ美味し」と私の妻は最近まで誤解していたようです。私は故郷の野山でうさぎを追いかけまわしていましたので誤解することはありませんでした。
当時は時代がゆっくり推移していたので人間の営みや環境がいつまでも変化しないため童謡や歌謡曲も長く歌い続けられたのかもしれません。グローバル化された今日は恐ろしいスピードで時代が変化しますので昔の歌は取り残されてしまったようです。いや、私が年をとった証拠ですね。
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