2008年8月28日木曜日

エゴノキの実が熟し始めました。


初夏に清楚な花を咲かせていたエゴノキが実を付けました。この果皮にはサポニンという毒性があります。ヤマガラはこの実を運んで硬い殻を突っついて割り上手に食べます。胃の中に毒性を中和する微生物が生きているのでしょうか。
私は幼い頃この実を水に付けて手で洗うと石鹸のように泡立つので洗剤代りに使用しました。地方により毒性を利用して小川に流しヤマメ(山女)などの魚を捕獲する漁法があるそうですが毒性はあまり強くないので水量が少ない所で行われたようです。
私はエゴノキの果皮ではなくサンショ(山椒)の樹皮を大鍋で一昼夜煮込んだ汁を灰に染み込ませたものを小川に流してヤマメ(山女)やカジカ(鰍)があまりの辛さで水面に飛び出した所を捕まえる漁法をよく利用しました。この話を時折しますが眉に唾をつけて聞く人が多くてあまり信用されませんが田舎の小川で本当に行っていました。

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