
この草は古来から漢方の胃腸薬として重用されてきました。子供のころ私も田舎の野山で秋になると摘んできて乾燥させ仲買人に売り家計の足しにした記憶があります。八ヶ岳山麓でも数を減らしていますが生存しています。私も勘違いしていた一人ですが下記に記したように胃薬としては効用があまりないようです。
花としては結構品のあるきれいなものです。
(以下ウィキペディア引用)当薬を胃薬に用いるようになったのは、蘭学に影響しているといわれている。シーボルトが、近江路の製薬所で俵に入ったセンブリを「ゲンチアナ」と間違えたという有名な逸話があるが、ヨーロッパでは、ゲンチアナのような苦い薬を、胃腸薬に使用していた。
しかし、上記の苦味配糖体以外には、特に薬効成分は含まれておらず、苦味が舌を刺激して、食欲増進などに効果があると言われるほかには、特に胃の疾患には効果が無い。それでも胃の万能薬としてもてはやされているのには、「苦ければ胃によく、漢方薬である」という誤解が氾濫しているからだと考えられる。
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