2008年6月27日金曜日

一妻多夫制度のアカゲラの子育てを観察。


約10年ほど前に雄が二か所雌が一か所で片親のアカゲラが子育てをしていて不思議な思いを経験して以来の一妻多夫の子育てを観察しました。約10年前に北大の院生が論文を発表した時期に私も不思議な子育てを観察しましたが論文をしたためるほどの学力も能力もありませんでしたので日本野鳥の会などに問い合わせをしたり書物を調べたりしましたが結論は見出せませんでした。その後忙しさなどもありアカゲラの観察を十分にしてこなかったが24日に偶然巣穴を発見し観察していたら雌が一羽で餌を運んで一羽の雄雛を育てていることが判明しました。八ケ岳山麓では若しかしてこの制度で子育てをする個体が多いのかもしれません。毎年観察をしていますと3月頃から山桜の大木に巣穴を掘り始めますが完成しても使われずに終わってしまうことが多いのです。アカゲラの世界もカップリングが難しいのでしょうか。折角立派な新居ができたのにお嫁さんを迎えることがかなわないとはかわいそうな気がします。そのために考えられた一夫多妻制度なのでしょうか。自然観察の面白さを身をもって経験しました。(残念ながらすでに26日に元気に巣立ちをしました)

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