
木々の葉が柔らかく伸びた初夏の雑木林の森の中ではあちこちで「落とし文」が林床に落ちています。昔々子供時代に好きなあの子に淡い恋心を伝える唯つの方法が下駄箱や教室の引き出しにそーと忍んで置いたラブレター。(私は経験がありません)森の中には誰の仕業かいくつもの巧妙で精密な落とし文のラブレターが創られています。
犯人は昆虫たちです。昆虫たちは柔らかい葉を手際よく形がきれいに作れるかを考えて葉の硬い筋の主脈や側脈を口で傷を付け葉の中に卵を産みつけ葉を上手に織り込んでいきます。見事な仕事師の技を見るようで感心してしまいます。
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