2010年11月27日土曜日

ニホンジカ(日本鹿)のマーキング

                ニホンジカの雄
                ニホンジカの雄が付けるマーキング
               ニホンジカの雌の群れ

晩秋の八ヶ岳山麓の1800m付近の森や牧草地周辺を散歩しながら、ニホンジカの今年の行動などを観察しました。今年は雄鹿が縄張りを主張する(一般的にそのように言われる)ための、樹木に疵を付けたり体液をすりこんだりするマーキング跡がすくなかった。
例年はこの時期に森を歩くといたるところにマーキング跡があるのだがどうしたことでしょうか?雌が増えすぎて雄が子孫を残すために雌の群れを争ってまでも獲得する必要性がなかったのでしょうか?

年々温暖化(?)の影響で積雪が少なくなり、広大な県営牧場の牧草が深い雪に埋もれてしまうことがなく、厳冬期でも簡単に食べられるようになった影響でしょうか?何年か前までは厳冬期に森を歩くと若い鹿を中心にかなりの個体が死んでいる光景を目にしました。また、立派なな雄鹿も死んでいる場合が結構ありました。

雄鹿は秋の交尾期に昼夜を問わずに雌鹿の群れを管理する必要があり寝食を忘れて行動するために体重が2~3割減少してしまうと言われています。疲労したまま冬になるので死亡する場合が多くなるようです。ハーレムも結構いい事ばかりではないようです(笑い)

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