2010年6月9日水曜日

サワフタギ(沢蓋木)の純白の花が森を彩ります。




名前の由来からでも昔から林業関係者や山里の人々に厄介者扱いを受けてきたように思います。森の中で大木にならず低く横に枝を張り藪状態になります。昔、腐葉土を作るための雑木林の中では間違いなく厄介者として真っ先に切られてしまう運命の悲哀を続けてきたように思います。

現代では腐葉土の必要性も薄れ、林業も衰退の一途を辿っているため彼らは好きなように勢力を拡大しています。人間側から見れば「荒れた山」ですが山に住むいきものたちには「荒れていない」正常な自然環境です。

初夏の森の中で純白の小さな沢山の花を付けて光り輝くサワフタギが私は好きです。大いに勢力を拡大してください。良かったねサワフタギさん。

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