八ヶ岳山麓の1100m付近では若葉の森の中で紫色の艶やかな藤の花がたわわに花房を付けて森を彩っています。藤弦は縦横無尽に木に絡まり勢力を拡大し太陽光を独占しようとしています。
紫は古来から高貴な色として崇められていますが栽培種の藤は兎も角も山藤に関しては余り尊敬されて来なかったように思います。林業者からは厄介者扱いで見つかると弦ごと切られてしまう運命のようでした。
最近は山を手入れしなくなったためにひどい仕打ちに遭うことはなくなり見事な花を付けるようになりました。私は密かに「良かったね」と声をかけています。
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