2009年9月2日水曜日
キンミズヒキ(金水引)とマジックテープ
動物たちと植物たちの大きな相違点は植物は動物のように自由に動けないことです。植物たちは子孫を残すため結実した多くの種子をいかに遠くへ運ぶか工夫しています。「風に飛ばす」「動物や野鳥の食料になり糞となり運ばれる」「動物や人間の体に付着し運んでもらう」「水流で運ばれる」・・・などそれぞれが種子の形を工夫しています。
キンミズヒキは粘着性の種子になり人間や動物の体に付着して遠くまで運んでもらいます。秋の野山の藪の中を歩くとズボンの裾にたくさんのキンミズヒキの種子が付着して引き離すのに困ることがあります。この種子の構造を顕微鏡で研究し商品化されたものがマジュックテープです。
最近アメリカを中心として自然界の生き物たちからヒントを得て商品化をしようと盛んに研究が進んでいます。自然界の生き物たちは実に見事な知恵や完成された構造をしているものが多いのです。
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