2009年7月5日日曜日

ヤマグリ(山栗)の花が今年もたくさん咲きました。





昨年に大豊作になったヤマグリですが今年も昨年ほどではありませんがたくさんの花を付けて甘い香りを森中に振りまいています。野生の植物は毎年たくさんの花を付けることはあまりないのですが例外なのでしょうか。秋になり今年も美味しい栗ご飯が食べられそうです。

幼かった頃、田舎の山の栗の木を見て、長細い花から丸い栗のイガに結実するのが不思議でなりませんでした。雄花が長細く延びて咲き、雌花は雄花の基部にかたまって咲き受粉してイガになることを知った時は自然界の不思議な営みに驚きました。

子供の頃、秋になると落ち葉を堆肥用にするために良く管理された雑木林で山栗がたわわに実りました。台風などの強風が吹いた朝に腰に竹かごをぶら下げイガを割るため孟宗竹で作った平たい棒を持ち竹かごいっぱいに拾いました。囲炉裏端で大きな鍋に入れて煮たり、栗皮を少し剥き(そのまま火に入れると爆発します)囲炉裏の灰の中に入れて焼いたりして良く食べた記憶があります。当時は大切な食料の一つでした。

0 件のコメント: