2009年6月20日土曜日

「ハチはなぜ大量死したのか」を読んで。


ローワン・ジェイコブセン著「ハチはなぜ大量死したのか」を気にかけていましたので早速購入し読みました。専門用語が多いので最初は少し難解(翻訳が適切でないところ)なところがありましたが読み進むに連れて私の人生観や自然に対する考え方が一致するところが多く次第に引き込まれてしまいました。

本書は単にミツバチの領域ばかりではなく自然が持つ素晴らしい「復元力」や人間の「醜い性」、企業が追い求める「収益」など多くの記述があり考えさせられました。自然環境、経済性、人生観、企業などの調和が如何に大事かを思い知らされました。

農薬、大気汚染、遺伝子組換え農産物などなど企業が追い求める飽くなく利潤追及は自然界が持つ地球環境の復元力を遥かに追い越してしまいました。科学の発達で克服出来るといまだに思っていととんでもないことになるように思います。

八ヶ岳山麓でも気付かない間に多くのいきものたちの姿が減少しています。モグラ、ネズミ、ミミズ、ヘビ、スズメなどなど。特にヘビたちはここ数年姿を見ていません。我々人類にも多大な変化が忍び寄っているように思います。

清里高原に移り住んで28年になり相変わらず清貧な生活を強いられている私ですが加齢のせいかもしれませんが最近はこれで良かったのだと自分に言い聞かせながら絶滅危惧種にならないように毎日をどうにか生きています。機会がありましたら是非本書を読んでみてください。

0 件のコメント: