2008年10月30日木曜日

悲恋伝説の神秘な湖



メルヘン街道では最高所の麦草峠(2127m)の手前から30分ほど歩くと白駒池に到着する。周辺は北八ヶ岳のシラビソ(白檜曽)、コメツガ(米栂)の森に囲まれた原生林の中で静かな湖面を見せている。

20歳のころに最初に訪れた時には299号線もなく茅野駅からバスで奥蓼科に入りとぼとぼと歩いて北八ヶ岳の池めぐり(亀甲池、双子池、雨池)を楽しんだ記憶がある。訪れる人も少なく原生林の中に突然神秘的な湖が現れ感動しました。

現在は立派な国道が開通し(1982年)入口に大きな駐車場ができたくさんの車と物見遊山の人々で賑わっています。湖に沈んだ伝説の「清純な娘さん」も再び湖面に姿を現わせずに困っているようです。

白駒池伝説

恋しい人を探して 深い霧の山中に迷い込んだ娘。
そこへ現われた白馬が 「あなたの探している人はこの池の奥にいる」 
と、娘を背中に乗せ 池の底深く潜って行った・・・
そして 娘も白馬もそれっきり姿を見せることはなかった。

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