卵のうにたくさん産みつけられた卵がふ化して夥しい数の子蜘蛛たちが一目散に逃げ惑う状況を例えた諺である。親蜘蛛はススキの葉を折り曲げ三角形にし強度を増した巣を造り中に卵のうを産みつける仕業師です。いたずら盛りの子供のころススキの葉をはがし蜘蛛の子を散らして遊びました。悪童たちはいつも徒党を組んで悪さをしていましたので大人たちに叱られた時に「蜘蛛の子を散らして」逃げる方法を蜘蛛の子たちから学んでいたのかも知れません。(?)
晩秋になり成長した蜘蛛たちは勢力範囲を広げるために枯草の先端に上り蜘蛛糸を長くたなびかせ木枯らしに吹かれ見事な飛行を披露します。
我々が使う糸は蜘蛛の糸が出発点だったようです。また蜘蛛の糸は野鳥(メジロ、ミソサザイ)たちが巣作りをするときに巣材を補強したり巣材の苔が剥がれないよう固定する糸に使用されています。
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