2009年3月31日火曜日

春の日差しを浴びてトレッキングを楽しむ。(単独行)




3月30日少し花冷えのする快晴の天気の中を長野県の川上村の「五郎山」にトレッキングに出かけてきました。
秩父連山から融雪で水量が増して流れる清流の瀬音を聞き野鳥達も春うららの気温に誘われて白樺の小枝で恋の詩を高らかに唄っていました。

まだ冬の気配が消えない「幻の滝」は氷壁が付いた中を勢いよく流れ下っている。瀬音と野鳥達のさえずり以外は何も聞こえない。

・・・私の遥か前方を一頭のニホンジカが頭をもたげて私の存在を気にしている。「何もしないよ」と私は囁いたのだけれど彼女はしばらくして間伐した落葉松林の中を走り去った。

間伐した材木や枝がいたる所にあるため登山口を見失い「五郎山」の右側の尾根を目指して凍てついた北面の藪の中をしばらくアルバイトを強いられてしまった。尾根に出て山頂まで登れば登山道に出るだろうと持前の馬力でぐんぐんと高度を上げ山頂に連なる岩峰に出る。

岩峰は5峰あり山頂の右側の岩峰は登山道から外れて登ったために道がなく岩場を難儀しながら登ると八ヶ岳、奥秩父、両神山などが見渡せる素晴らしい眺めとなる。隣の岩峰が山頂だ。こちらは踏み跡がありやはり私がアルバイトを強いられた尾根ではなく左側の尾根筋が登山道だった。

山頂を踏み岩峰を4か所乗り越えて本来の登山道を下る。春の陽ざしに誘われてカメラだけを肩に午後から気軽に出かけたが思いのほか楽しめたトレッキングでした。

山行タイム:幻の滝入口(12:50)~幻の滝往復(13:05)~(山頂隣の岩峰(14:05)~山頂(14:10)~幻の滝入口(15:10)

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