2008年10月15日水曜日

ニュウナイスズメ(入内雀)




春から秋までは山奥の森で暮らしている雀です。晩秋にペンションの庭にやってきて多い年には約200羽が春先まで居候をします。
・宮中に入ることが許された雀で「入内雀」。
・昔の言葉で「ほくろ」のことを「にふ(斑)」といいました。普通の雀は 頬に黒い斑(はん)があるがこの雀はないので「にふが無い雀」がなまっ て「ニュウナイスズメ」になった。
・柳田国男の説で「新嘗祭(にいなめさい)」の頃に山から田畑にやってく るので「新嘗雀」から入内雀。
の説がある。柳田国男は国語学者なので少し怪しい説かも知れません。

なぜか八ヶ岳山麓では私のところ以外この雀を見ることがありません。高貴な場所でもないのですが?
25年ほど前に一羽だけ飛来してその後少しづつ数を増やして8年前ほどからは100~200羽位の数が飛来しています。野鳥の世界もどうやら口コミ効果があるようです。最近はメールで広がるようです?

バードウォッチャーは平野部などの田に普通の雀の中にこの雀が一羽入っているだけで騒ぎになるくらいの野鳥です。私のところではあまり多すぎてありがた味に欠けます。

0 件のコメント: