
イワツバメが沢や田畑の畔から泥を運んで軒下や橋の下に巣を造り子育て中です。自由に大空を飛行し虫を捕まえ一日中何回も何回も運び雛たちに餌を運びます。比較的海抜の高い所や寒冷地に飛来し子育てをします。最近は軒下や建物の庇にツバメが巣を作ると糞が汚いからと巣を壊してしまったり巣ができないようにネットなどでガードしてしまう人々が多いようです。昔は軒下や農家の土間の天井などに巣を造るとその家に「幸福」が舞い込むとして毎年ツバメたちがやってくるようにとツバメを驚かせないよう心遣いをして大事に見守ったものです。ツバメたちは家庭内が険悪だったり不協和だったりしている家には寄り付こうとはしなかったようです。「幸福論」は単なる迷信や古来の言い伝えではないのです。ツバメに家の周辺や田畑の虫などをたくさん駆除してもらい人間は平和な巣造りの場所をツバメに提供するという生き物たちの信頼に基づく共生関係にあったようです。
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